「”小中学校の友人”なんてクソみたいなもの」から考える、子供が抱える”悩み”について。
PRESIDENT Online で中川淳一郎さんが語っていた「”小中学校の友人”なんてクソみたいなもの」について。
この発言だけを見てしまうと大変乱暴な意見に見えます。実際に記事を見ても乱暴な表現もあるわけですが、言いたいことにはある程度同調できます。
先日、林修先生の『初耳学』白熱教室でも、この記事が取り上げられていました。
“小中学校の友人”なんてクソみたいなもの
PRESIDENT Online 中川淳一郎さん
http://president.jp/articles/-/23291?page=4
林先生も共感を示されたそうです。
小学校の友人と、年に何回会いますか?
番組では東京の40歳の男女に「小学校の友人と、年に何回会いますか?」というアンケート調査を行った結果が掲載されていました。
年に2回以上会うのは7人。
実に残りの93人は年に1回以下しか小学校の友人と会わないのです。
内訳
会わない 59人
ほとんど会わない 6人
10年に1回 1人
5年に1回 4人
3年に1回 4人
2年に1回 4人
1年に1回 15人
1年に2回以上 7人
元の記事を読んで頂ければわかるのですが、この発言の背景には”いじめ問題”があります。
ものすごくかいつまんで言うと、仲の良くない小中学校の友人なんて年に1回も会わないんだから、そういう相手との関係で悩むことなんてないんだよとなるでしょうか。
ドライな人間関係を子どもにも習得させよという部分は共感できる部分もあるのです。
こといじめに関しては、原因が不明確で理不尽なものもあります。
いきなり大した理由もなくシカトされはじめた子供に「学校はとにかく大事」「クラスメイトとは仲良くしなくてはならない」という価値観を押し付けることはないということですね。
「反撃してもいいし、逃げてもいい」という部分には僕も大いに同調します。
子供の”悩み”に向き合う時に気を付けたいこと
じゃあ、友人なんて大切にしなくていいのかというと、もちろんそんなことは無いと思います。
長年付き合って、”本当に大切”という関係になれる友人だっています。
友人とケンカをしたとか、傷つけたとか傷つけられたとか。
友人関係で悩む事だって立派な”人生経験”になると思いますし、今の自分を形成するものの一つになると思います。
だとしても、目の前の事に悩む子供に、そんなことで悩むのなんてクソだよなんて言えないですよね。
長い人生なんだから、そんな悩みは小さい事だよなんて言いたくありません。
確かに、長い目で見れば、大人の目からみれば、小中学校の悩みなんて小さなことかもしれません。
でも、当の子供にとってみれば自分の人生で初めて直面した”一番大きな悩み”なんですよね。
いじめに限らず、
子供の悩みを小さいものと決めつけない。
子供に大人の価値観を押し付けない。
ということを今後の育児でも大切にしていきたいなと考えています。


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