どうすればベストな自分を出せる? 緊張しない・メンタルを保つ方法とは?タイガー・ウッズを育てたコーチ、ルディ・デュランさんの子供への指導方法。「成功の円」とは。

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2017年6月2日 NHK Eテレ 奇跡のレッスン で、タイガー・ウッズを育てたコーチ「ルディ・デュラン」さんの指導方法が紹介されていました。

  • どうすればベストな自分を出せる?
  • 緊張しない・メンタルを保つ方法とは?

子供に何かを教えるときや、育児全般の心構えとしても非常に参考になったのでシェアしたいと思います。

若手の選手も多く活躍するゴルフの世界。日本ゴルフ協会のジュニア会員(6~18歳)も、ここ20年で倍以上になったそうです。

千葉県 多胡町立多胡中学校には、公立としては珍しくゴルフ部がある中学校です。部員は町に複数あるゴルフコースを無料で利用でき、地元クラブが指導も行います。町を上げて選手の育成に力を入れています。

タイガー・ウッズの初めてのコーチ ルディ・デュランさん

今回の企画ではこの中学校に緊張・メンタル面の弱さを克服するために訪れたルディ・デュラン(67)さん。

タイガー・ウッズの初めてのコーチを務め、4歳~10歳まで教え、15歳まで練習相手をしていたそうです。ジュニア育成のエキスパートで、45年で5000人以上を指導。自身もプロとして全米ツアーを戦い抜いた経歴の持ち主です。

ルディ・デュランさん
ゴルフは他のスポーツ以上にメンタルが重要。
大人のゴルファーはレッスン中「なぜ失敗したのか」を気にします。しかし、失敗に価値はありません。失敗は忘れて”いいこと”だけを記憶する。常に”いいこと”だけを思い出すことが大切。

と語ります。

まずルディ・デュランさんが注目したのは子供達がボールを打った後にネガティブになっている所です。

どうすれば”ベスト”な自分を出せるか

そこでルディ・デュランさんが指導の方針として打ち出したのは、どうすれば”ベスト”な自分を出せるかということです。

まずは1打でカップに近い距離を競うゲームをみんなでやります。アイアンで次々とカップに寄せる中学生達。しかし最後にルディ・デュランさんが取り出したのはなんとドライバー。なんとカップの旗を狙ってボールを打ったのです。(失敗しましたが)

ルディ・デュランさんが言いたかったことは、ゴルフはボールをカップに入れさえすればよい。「正しいやり方も 間違ったやり方もない」ということでした。

技術は申し分ないことを見抜いたコーチは、子供たちにもっと独創的になって欲しいと願うのでした。

ルディ・デュランさん
私はみんなを”新たな自分”に導く案内人
ベストな自分を引き出す方法を学ぶ

子供達にノートをわたし、「上手くいったこと」だけを書くように指導します。「いい記憶のライブラリー」を作ることで子供たちの意識が変わるということです。


変則練習:2本のクラブだけでホール
2本のクラブだけでホールを回るという変則ルールでのレッスン。多くの選手がアイアンとパターで回ります。クラブによって飛ぶ距離が決まっているため、力の加減が難しいようです。

「〇番で半分の力で打ったら〇ヤード飛んだ」
「すっきりしたイメージの時にうまくいった」
など、子供達は「いい記憶のライブラリー」に書き込んでいきます。

変則練習:ドライバーを4段階の力で
ルディ・デュランさんは「ベストなゴルフをするには、どのクラブでも力をコントロールして触れるようにならなくてはいけない」と語り、ドライバーの振り方を変えて4段階(100% 75% 50% 25%)の力でクラブを振る方法を指導しました。

技術的なことを聞く子供には、このようなアドバイスをしていました。

ルディ・デュランさん
自信のあるショットを信じて打てばいい
(欠点を補うことよりも、得意なことを伸ばす)

多くの指導者やプレイヤーは、悪い所を改善しようとするでしょう。しかし、ルディさんは、「良い所を伸ばす」ことを大切にするのです。

もちろん、中にはレッスン後に「いいこと」が浮かばず、ネガティブになりがちな子供も・・・
(ルディさんに相談して)改善点や反省をノートに書き込んでいきます。

しかし、ルディさんはレッスンのなかでそのような意識も変わっていくと語るのでした。


変則練習:ドライバーでパットの練習(ゴルフ場の許可を得て)

ルディ・デュランさん
私はみんなにもっとクリエイティブになって欲しい。ボールをカップに近づけて入れる方法は自由です。
ゴルフに基本の技術はありますが状況に合わせて打ち方を考えなくてはいけません。クリエイティブに発想できれば、プレーは楽しくなり、スコアも良くなる。


変則練習:グリーン近くからのアプローチをウッドで
次々と変則ルールでレッスンを続けます。
反省ばかり書き込んでいた子供も、「ウッドでアプローチ ライン通りに打てたら上手くいった」と、「いいこと」を書き込むことができたようです。

ルディさんの狙い・考察
きっとこれがルディさんの狙いなのでしょうね。ルールに則って練習をしていれば、自ずと「いい結果が出る方法」というのは決まってくるものです。これを敢えて変則的なルールで練習することで、「新しい発見」「新しい発想」が芽生え、「いいこと」が発見できるようになるのでしょう。


変則練習:サンドウェッジでパッティング
技術で苦しんでいる子供への指導で、このような練習方法を取り入れていました。平たいサンドウェッジで、ボールの芯を捉える練習です。ルディさんは、この子供がミスショット連発の中、1打だけ打った「良いショット」に目を向け、このような指導をしたのでした。

どんなプレイヤーからも、「良い所」を見つけ出す。これが名コーチと言われる所以かもしれませんね。

ルディさんも若い頃は「正しい技術」を追及していましたが、それだけでは戦い抜くことができず、指導者に転向した経緯があるのです。4歳のタイガーウッズにコーチする中で、考え方が変わっていったそうです。

ルディさん
幼いタイガーは、知識はまるでないのにとてもいいゴルファーでした。あるときミスをしたタイガーに無理やり正しい技術を教えたら、かえって悪くなりました。
彼は自分の感覚で成功のイメージを持っていた。タイガーからゴルフを楽しむことを学びました。ゴルフは「自分でできるんだ」と自信をもって学んでいくもの。コントロールしすぎると、自由で豊かな才能を伸ばせないのです。

技術を押し付けるのではなく、自分の感覚を掴んだときに、可能性が広がるということを語っていました。

「こうすればうまくいく」それを知っている大人は子供に同じことをさせたがるものです。しかし、親子とて別人。そして、実際に行動を起こしていくのは子供なのですから、最終的には子供の感覚を優先させてあげるべきなのかもしれませんね。
ああしなさい。こうしなさい。ついつい子供に言ってしまいます。とても考えさせられる内容でした。

プレー中にネガティブにならない方法・考え方

ゴルフに限らず、良いプレイができないと苛立ってしまうことも多いでしょう。しかし、ルディさんは打った後の気持ちの持ち方を学べば悪い記憶を消せるようになると語りました。

それがプレイの結果だけでなく、プロセスを重視するという方法です・

ルディさん
大切なのは打つまでのプロセス
それが打った後の気持ちに影響する

例:「ボールを最後まで見続ける」と宣言する
この過程・プロセスを意識・宣言することで、結果が悪くてもネガティブになりにくいということでした。

良い考え方ですね。
プロセスをしっかり設定して、それができれば〇
結果が悪ければ×ですが、半分は〇なのですから、気持ちが全てネガティブに引っ張られることを防げるような気がします。

例えば野球なら、
プロセス:思い切りスイングする
といった形になるでしょうか。

アイアンでタイヤにボールを入れる練習で、「タイヤに入れる」と宣言しようとした子供がいました。この宣言は、思い通りにできない宣言(結果)なので、だめですね。

結果のために、自分がやりたいことをプロセスとして宣言するのです。
指摘された子供は、「フィニッシュ(打ち終わりの姿勢)をしっかりとって、タイヤを狙う」にプロセスをチェンジしました。

そして、見事タイヤにIN! プロセスも〇、結果も〇。
この方法には、「成功」をより大きく感じられる効果もあるのかもしれませんね。そして、また「いい記憶」がライブラリにたまっていくというわけです。よく考えられています。

野球であれば、
「ホームランを打つ」
ことをプロセスとして宣言してはいけないということですね。これは結果なのですから。

メンタルを強く保ち、成功する秘訣「成功の円」

ルディ・デュランさん曰く、いい記憶がたまればたまるほど、すべてが上手く回る。これを”成功の円”と呼ぶそうです。放送内容を元に、図に起こしてみました。

成功の円

まず必要なのは決断(DECIDE)
良い記憶のライブラリーから思い出して、どうプレーするかを決断する
次は宣言(コミット・COMMIT)
自分でやりたいと決めたことを宣言し、成功への意識を高める
そしてアスリート(ATHLETE)
スポーツ選手として、体が覚えた感覚でボールを打つ
打った後の気持ちの持ち方(RESPONCE)保存(SAVE)
失敗は忘れ、良い記憶だけを保存

良いプレーのイメージを蓄積していくことで成長できるのは、どのようなスポーツでも共通かもしれませんね。

2部構成で、次回は6/9に放送されるようです。是非また見てみようと思いました。

ゴルフのバスケット
スポンジ製のボールで、バスケットをするという、またも変則的な練習。これはボールの軌道を意識する練習だそうです。
ボールにうまく当てられなかった子供も、パッティング練習で芯を捉える練習の甲斐があったか、しっかり点数を取っていました。
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