2018年3月ついに発売したダイソンコードレス”Dyson Cyclone V10” その機能や価格は?

2018.07.24育児ブログ, 家電お出かけ情報, 口コミ・レビュー

ダイソン Dyson Cyclone V10 (11)

2018年3月ついに発売!ダイソン コードレスクリーナー Dyson Cyclone V10。

先行販売や展示をしているDyson Demo 表参道で実機を取材してきたので実際に使ってみた口コミレビューや、v6 v7 v8シリーズとの違いをまとめました。

気になる運転時間・重量・ゴミ捨て機構はどうなったのでしょうか!

Dyson Demo 表参道

東京都港区北青山3-11-7

東京都港区北青山3-11-7

Dyson Demo 表参道は、東京メトロ表参道駅B4出口から徒歩3分程度の所にあります。

Dyson Kids Labという、ダイソンの最新製品の解体・組み立てを体験できるワークショップも開催しているということでした。子供も喜びそうですね!
Dyson DemoやDyson Kids Labについてはこちら(Dyson公式サイト)

平日で空いていたため、じっくりとv10についてのお話を伺う事ができました!僕自身は現在v6ユーザーですが、買い替えを考慮する材料は十二分にありました。

部品やテクノロジーに関する展示も充実!

ヘアードライヤーや人気の空気清浄機能付ファンヒーター Dyson Pure Hot+Coolの展示もしており、試すことができましたよ!

v10稼働の公式動画 V8との違いとは?

「すべてをこの一台の掃除機で。」

ダイソン社の創業者 ジェームス・ダイソンは、「今後コード付き掃除機を開発しない」という趣旨の発言をしています。それだけ革新的な掃除機が生み出されたと言っても良いでしょう。

それもそのはず、コードレスクリーナーでありながら最長60分の運転時間を確保しました。コード付き掃除機といえども、家庭で60分連続運転させるシーンはほとんど無いと言ってもよいでしょう。

従来モデルとの重量・運転時間・充電時間 比較表

モデル最長運転時間本体質量充電時間
Dyson v1060分2.58kg約3.5時間
Dyson v840分2.61kg約5時間
Dyson v730分2.40kg約3.5時間
Dyson v6 slim20分2.10kg約3.5時間

大幅なモデルチェンジにより、v8よりも30gの軽量化をしながらも、20分の運転時間拡大を実現。

新機構の導入で”軽さ”と”運転時間”までをも改善するには、開発者たちの並々ならぬ努力があったことでしょう。

利用環境にもよるので数値では測りにくい動作音ですが、こちらもCyvlon v10 ではかなり低減されているように感じました。

モードが3段階あるというのも素晴らしいですね。(弱モードではかなり静かに感じます。)

Dyson Cyclone V10
3段階のモードチェンジ

しかし、Dyson Demo 表参道で試したところ、この弱モードで畳の隙間に詰まった塵状のゴミを綺麗に吸い取ってくれました。

弱モードでも十分な吸引力を発揮してくれます。その実力は流石としか言えません!

Point 1.デザインの刷新 フィルターが一つに統合!

従来のデザインから刷新されたこの形状。単なるモーターの性能アップではなく、吸気から排気の流れを直線的にすることで、吸引力の向上とゴミ捨て機構の簡略化を実現しました。

モーターの小型化によって、サイクロンとクリアビン(ゴミの集積タンク)を90°回転させ、全てを直線に配置するという仕組みに生まれ変わったのです。

DCシリーズからv8に至るまで共通といってもよい吸気~排気の機構。完成されていたこれまでの機構を全て刷新したv10の変化は、もはや”別の掃除機”と言っていいほどのものではないでしょうか。

V8まではこのように、吸い込んだゴミを2段階のフィルターを経て排気します。そのため空気の流れも途中で曲がっていました。

v8までの吸排気の流れ
※画像はv6

しかし、v10ではモーターやサイクロンを全て直角に配置し直し、吸排気の流れが一直線になるようになったのです。
Dyson Cyclone V10の吸排気の流れ

そのため、従来は2か所あったフィルター(上部のプレフィルター 排気のポストフィルター)も、一か所に統合。もちろん従来通り取り外して水洗いが可能!

1か所にした関係か、従来モデルよりも埃が溜まりやすそうな印象はありました。
Dyson Cyclone V10 フィルターを外すと従来よりもホコリが目立つ

Dyson公式ストア 開発秘話について

Point 2.最長運転時間の拡大

モデル最長運転時間
Dyson v1060分
Dyson v840分
Dyson v730分
Dyson v6 slim20分

運転時間はこれまでで最長の60分。v6 slim(現在公式直販なし)の3倍、v7の2倍の運転時間を実現。

これまでのモデルチェンジでは、
重量を増やせば運転時間が延びる(v6 → v8)
重量を軽くすれば運転時間が減る(v8 → v7)
という変化でした。これは至極当然のことで、バッテリーを増量すれば運転時間が延び、重量が増えるのは普通のことですよね。

重量を軽くして運転時間を延ばす という変化はフルモデルチェンジという“努力”があったからこそ成し遂げられた”偉業”とも呼べるものではないでしょうか。

Point 3.重量のカット

モデル本体質量
Dyson v102.58kg
Dyson v82.61kg
Dyson v72.40kg
Dyson v6 slim2.10kg

単純に重量だけ見ると、それほど大きな違いはありません。v8との差は30gですからね。しかし、運転時間をみると変化の大きさに驚かされます。

v7を基準に考えると、

v7 → v8 = 210g 増量で10分の運転時間延長

v7 → v10 = 180g 増量で30分の運転時間延長

その稼働効率が大幅にアップしたことは明白です。

Point 4.ゴミ捨て機構

一番感動したのはこのゴミ捨て機構です。これまでとは決定的な差を感じました!

ゴミ捨て機構については、公式動画の43秒~を見て頂けると分かりやすいです。

従来のゴミ捨ては、クリーナーに対して垂直下向きに伸びたクリアビン(透明のタンク)の下側から行われていました。
ダイソン V6 Fluffy フラフィ

V6は下部に、V8は上部にフタを開けるための取手・スライドがあります。そのため、持ち手に対して垂直の力を掛けなくてはいけないため、女性や力の弱いご老人にはネックとなることもあったのではないでしょうか。

Dyson v6 v7 v8 ゴミ捨てイメージ
v6 v8 ゴミ捨てイメージ

しかし、v10ではパイプの装着された面からゴミを排出する新機構を導入。持ち手に対して水平な動きでゴミを排出するため、掃除機本体を固定しやすく必要な力もかなり削減できると感じました。

Dyson Cyclone v10

これは是非実機で試して頂きたい部分です!

ちなみに、クリアビンの取り外しは、ゴミ捨て後に矢印のついたつまみを押しながらさらにクリアビンをスライドするイメージで、こちらも簡単に行えました。

※水洗いは非推奨とのことです

Point 5.価格

モデル
Fluffyで比較
税込価格(公式ストア dyson.co.jp )
Dyson v1075,384円
Dyson v864,584円
Dyson v759,184円

公式サイトで販売中のFluffyを基準に比較してみました。

Fluffyはフローリングに最適なフワフワ(fluffy)のソフトローラークリーナーヘッドを備えた機種です。

ソフトローラーヘッド
Fluffyといえばふわふわのソフトローラーヘッド

率直な感想は、「8万円を切ってきたか!!」という驚きを感じました。

Fluffyモデルは、一般的な掃除に便利な ミニモーターヘッド(布団掃除に使えます)、コンビネーションノズル(ブラシ付き)、隙間ノズル、ミニソフトブラシを付属しています。(V6にはミニソフトブラシはついてきません)

一番付属品の少ないv10では69,984円。

ただ、この無印モデルも
・ソフトローラークリーナーヘッド
・ミニモーターヘッド
・コンビネーションノズル
・隙間ノズル
を付属しているので、一般的な掃除には十分と言えるものです。
Dyson Cyclone V10

v10 ○○という名称は、主に付属品の違いなので、普段ご利用している付属品の有無は各モデルをチェックするようにしましょう。
Dyson Cyclone V10 シリーズ一覧

Dyson コードレス v10 まとめ

いかがでしたでしょうか。個人的には、これまで愛用されてきたデザインを刷新した所に、開発陣の”挑戦”そして”努力”を感じます!

そして、フルモデルチェンジをした割に料金設定も据え置きというか、これまでの最新機種販売価格とそんなにズレがないというのもすごい所です。(もっと高くなると予想していました)


ダイソン サイクロン式スティッククリーナー V10 Absolutepro ニッケル/アイアン/コッパー SV12ABL
Dyson v10
Dyson V6 Slim は公式のコードレストップページから削除され、v7 v8 v10のラインナップとなりました。旧モデルはネットや家電量販店で購入する形になります。

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従来のv6 DCシリーズの値下げも予想されます。特にv6シリーズは軽量で、運転時間は短いもののポストモーターフィルター(排気部分につけられたフィルターで綺麗な空気を排出)もついています。例えば子供がワンルームで一人暮らしを始める・・・といった場合には最適な機種にもなり得ると思いますよ!

従来機種についてはこちらの記事も参考にして下さい。

ダイソン v6 コードレス 口コミ・レビュー

ダイソン コードレス掃除機の種類(DC v6 v7 v8)の違いと選び方

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