兄弟と育児の関係。兄弟喧嘩、赤ちゃん返りはどう対処する?上の子優先ってよく聞くけどホント?など。

2017年3月25日(土) NHK Eテレ すくすく子育てで「きょうだいの子育て」について放送されていました。我が家も昨年第二子が生まれ、上が3歳(男)、下が0歳(女)です。
- 兄弟喧嘩はどうすればよい?
- 上の子の赤ちゃん返りはどう対応すれば?
- 上の子が優先になっても下の子に影響はない?
興味深い内容で、今後の育児の良い参考になりました。
コメンテーターはこちらの方々
白梅学園大学学長 教育学 汐見 稔幸(としゆき)さん
兄弟仲を良くするためには「一緒に楽しんだ」経験をたくさん作ってあげることが大切
と語ります。(自身も3人の子供を育てた経験をもっています。)
もう御一方は、
東京大学大学院 発達心理学 遠藤利彦(えんどうとしひこ)教授
子供それぞれの個性を尊重し、家族の中で役割・居場所を見つけるよう促していくことが大切
ということでした。
目次
きょうだい喧嘩のケアはどうすれば?

「お姉ちゃんだから」「お兄ちゃんだから」兄弟姉妹がいれば、一度は言われたことのある言葉ではないでしょうか?きょうだいゲンカに、大人はどう関わっていくべきか。大変参考になりました。
妹2歳8か月 姉4歳3か月 のママ
年子で年齢が近く、ケンカもよくする。言えばわかるお姉ちゃんに対し、泣くと手を付けられなくなる妹。いつも泣かされるのはお姉ちゃん。きょうだい喧嘩は仲裁せず、両成敗・・・と考えていたが、どうすればよいか・・・と悩み始めました。
兄弟・姉妹の喧嘩は、どのようにすればよいのでしょう。我が家はまだケンカをする年齢ではありませんが、僕自身は妹がいました。しかし・・ケンカをした記憶はほとんどありません。他のご家庭の話を聞くのは参考になりますね。
発達心理学 遠藤利彦(えんどうとしひこ)さん
兄弟喧嘩はどうしても発生する。ケンカを通して気持ちの折り合いをつけたり、学んでいることもたくさんある。無理に止めるとしこりが残ったりする。ルールを決め、ダメなことはダメと伝えること。
教育学 汐見 稔幸(としゆき)さん
これ以上ケンカすると危ないなど、そういう時は仲裁も必要。言葉が不十分だからケンカが発生する
専門家の意見は以上でした。兄弟姉妹間の喧嘩は、「どっちが悪い」と大人が成敗するのではなく、間に入ってお互いの言い分を分かりやすく伝えてあげることが大切だそうですよ。
お姉ちゃん(お兄ちゃん)はこう言ってるよ
でも、妹(弟)はこうしたいんだって
でも、やっぱり嫌なんだって
こんな風に、兄弟間のコミュニケーションを手伝ってあげると、しこりを残すことなく、解決に向かうことも多いそうです。
上の子を優先?下の子は後回し?

我が家の場合はそれほど大変な方ではないと思いますが、授乳中にママにちょっかいを出したり、赤ちゃん(妹)をどけようとしたり、かまって欲しくて大声を出したり、泣いたりなど、産後すぐには特に赤ちゃん返りが顕著だったようです。(里帰りだったので一番ひどい時を僕は見ていません。。)
兄(4歳)妹(0歳4か月)のママ
ママが下の子の相手をしていると妹をひっぱたいたり・・・
お兄ちゃんの甘えを受け止めてあげたりして、(周りにもそう言われて)上の子を優先に考えている。
下の子が放っておかれてしまう状態がある。不安・・・
確かに、よく「上の子を優先して」というお話は聞きますね。しかし、「上の子優先」は違うというのが専門家の意見でした。
発達心理学 遠藤利彦(えんどうとしひこ)さん
下の子の方が手がかかり、上の子に手が回らなくなってしまう。それを戒めるため、「上の子もみてあげて」というのが極端に伝わってしまっている。0歳1歳2歳の下の子がシグナルを発信した時には基本的な要求を満たしてあげることが大切。「上の子を最優先」は基本的にはおかしい。下の子が一生懸命発信しているシグナルには応えてあげる
といったことを仰っていました。「上の子もしっかりケアしてあげて」が転じて、「上の子優先」になってしまったのでしょうかね。確かに身体的にも小さい子供の方が手がかかるし、優先しなくてはいけないことも多いですよね。
教育学 汐見 稔幸(としゆき)さん
上の子には、「ちょっと待ってね ごめんね」と伝えていくと、最初は嫉妬心があってもだんだんわかってくれる。
発達心理学 遠藤利彦(えんどうとしひこ)さん
(上の子が)我慢する 適度なフラストレーションと向き合うということは、心のたくましさを育てる機会でもあるという見方もある
がまんさせてしまったお兄ちゃん・お姉ちゃんのケアは?

我慢させすぎると、今度はお姉ちゃん・お兄ちゃんの心も心配になってしまいますよね。我慢している・下の子に譲っている状態は、兄・姉としての自覚が芽生え、「一人でいられる力」が身についていると、肯定的にとらえることもできるそうですよ。
問題は、ストレスをどう発散させられるか。
例えば、遊びに行くときにお姉ちゃんの意見を取り入れて行きたい所に連れていってあげたり。「自分も愛されている・大事にされている」という感覚を上の子も持てるようにしてあげると良いそうです。
下の子に手がかかる・目が離せなくなるのは当然のことです。下の子が寝ている時など、上の子と一緒に過ごす時間も大切にしてあげましょうね。
兄弟・姉妹をテーマにした絵本
兄弟・姉妹をテーマにした絵本も紹介されていました。個人的にも、何冊か用意してみたのですが、3歳だとストーリー性があってもあまり伝わらないこともあります。お兄ちゃん・お姉ちゃんの年齢や、背景に合わせて選んであげるのが良さそうですね。
リサのいもうと
「女の子だったらゴミバコ、男の子だったらゴキブリ。」など、いじわるなことを言ってしまうリサ。とうとうママと赤ちゃんがうちに帰ってきました。こっそりのぞきにいくと……

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リサのいもうと
アニメもあり、馴染みのある子供もいるかもしれませんね。赤ちゃんができて、少し複雑なお姉ちゃんの気持ちを表した絵本です。アン グットマン (著), ゲオルグ ハレンスレーベン (イラスト), 石津 ちひろ (翻訳)
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たまごにいちゃん
たまごにいちゃん あきやま ただし/作・絵
「たまごにいちゃんは、ずーっとたまごで いたいと おもっていました。」など、あまえんぼうのおにいちゃんを題材にした絵本です。

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絵本 たまごにいちゃん
絵柄も可愛く、卵が好きな子供も多いので、親しみやすいのではないでしょうか。(個人的には一番興味がわきました)
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赤ちゃん返りのおにいちゃん・おねえちゃんを、優しく見守るお母さんにも注目して読んでほしい絵本だそうですよ^^
わがままいもうと
わがままいもうと(文:ねじめ正一,絵:村上康成)は、わがままな妹に振り回されるお兄ちゃんのお話。

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わがままいもうと
こんな仲良しきょうだいになって欲しいな~というご家族ににおすすめの絵本だそうです。
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ティッチ
こちらの「ティッチ」は少し珍しい、下の子(末っ子)を題材にした絵本です。

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ティッチ
一生懸命な末っ子を応援したくなる気持ちになる絵本だそうです。
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我が家では息子が赤ちゃん返りしそうになると、「△ちゃん(妹)はおっぱいしか飲めないんだよ?〇ちゃん(兄)はプリンもラーメンも食べれるんだよ?すごいね!」と、成長した喜びを感じてくれるようにこのような言い方をしたりします。
上の子に、小さい子供の感情を思い出してもらうのに良いかもしれませんね。下の子に優しくしてくれるかも!?
ちょっとだけ
「ちょっとだけ」(作:瀧村有子,絵:鈴木永子)は、きょうだいが生まれた小さなお姉ちゃんのお話。

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ちょっとだけ
今までママにやってもらっていたことを、頑張って自分でやろうとする小さなお姉ちゃんの健気な姿が描かれているそうです。
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その他のお悩み

他にも、二人・三人の子供を育てるパパママならではの悩みに、専門家が答えていました。
上の子にイライラしてしまう
イライラの矛先が、言ってわかるお兄ちゃんに向いてしまう・・・というお悩みでした。
発達心理学 遠藤利彦さん
前提として、小さな兄弟を育てる上でイライラするのは当たり前。上の子への期待からイライラしてしまうこともあると思うが、まだ〇歳なんだ。まだできないこともあるんだと考えてあげることも大切
教育学 汐見 稔幸さん
パパからママへねぎらいの言葉をかけてあげる。スポーツや趣味などストレス発散の方法も模索する
上の子可愛くない症候群
3人の子供。長女だけ可愛く思えない。しっかりしているが、自分に似た言い方や下の子に対する態度、何をしてもイライラして冷たく当たってしまう・・・手をつなぐのも、トントンするのもイヤ・・・
どうすればよいか・・・不安・・・
教育学 汐見 稔幸さん
上の子に冷たく接してしまい、自分がイヤになるという気持ちを出す・共感してくれる人に打ち明けることが大事
発達心理学 遠藤利彦さん
兄弟とは言え、一人一人個性がある。親子関係でも相性があるの当たり前のこと。無条件で子供を愛すべきというのは不自然。パパや身近な人に、その子を愛してもらうなど、信頼できる大人が居れば大丈夫。肩の力を抜いて考える
きょうだい(兄弟・姉妹)の育児 まとめ
- 兄弟・姉妹のケンカはただ止めるのではなく、橋渡しもしてあげよう
- 0~2歳の下の子のシグナル・欲求に応えることを優先に
- 上の子には「ちょっと待ってね ごめんね」と伝える
- 遊びに行くときに上の子の意見を取り入れるなど、「大事にされている」と思ってくれるよう配慮する
- イライラするのは当たり前
- 育児・子育ての悩みは誰かに打ち明けることも大切

育児をしていたら、イライラしてしまうのは当たり前ですよね。この言葉には、とても救われる思いです。
我が家は僕(パパ)が自宅で仕事をしているので、立て込んでいる時に「パパー!」「パパーだっこーー!!」と連呼されるとやはりイライラしてしまいます・・・
身近で見ていると、ママが大変なのもわかります・・・
なんとなくですが、お互いがストレス溜まってるな~という時はお出かけに誘ったり、一人の時間を作ったりという方法が確立されつつあるような気がします。それぞれのご家庭で、ストレスを発散する方法を模索するのは本当に大切だと思いますね。
兄弟・姉妹ができると、パパママ共に大変ですよね。でも、長い時間を一緒に過ごす仲間が増えたことで、パパママ・お兄ちゃん・お姉ちゃんが得るものも大きいと思います。家族が笑顔で過ごせるよう、仲良しきょうだいになるお手伝いをして見守ってあげましょうね。
Root-013
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