2017育児今昔物語。今と昔で違う子育ての方法論。パパママ・じいじばぁばで違う育児情報にどう対応する?

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2017年4月29日 NHK Eテレ すくすく子育て で今と昔の育児の違いについて放送されていました。

赤ちゃんの祖父母と同居していると、助かる面も多いと思います。ありがたい反面、「今の育児はこうなんだよ!?」というママ世代のストレスもあるかもしれませんね。

今と昔で言われていることが違う育児方法の例について紹介されていましいた。

授乳について


昔は時間を決めて3時間おきにというのが通説だったそうです。


母乳の場合は赤ちゃんが欲しがったらでいいとされています。(粉ミルクは母乳より高カロリーなのであげ過ぎに注意)

赤ちゃんのうつ伏せ寝


頭の形が良くなる・寝つきが良くなるなどとされていました


乳幼児突然死症候群(SIDS)から守るために、厚生労働省があおむけ寝を推奨しています。厚生労働省のページも是非チェックしてみてくださいね。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/sids.html

果汁の摂取について


母子手帳に、3~4か月の欄に「離乳食の準備として果汁をスプーンで与える」などと記載があったそうです。


果汁の取り過ぎで母乳の摂取量が減るなど、低栄養・発育障害との関連が報告されたため、記載がないそうです。

赤ちゃんの日光浴


日光浴をしないとビタミンD欠乏症になると考えられていました。


母子手帳から日光浴の記載がなくなり、外気や温度差に慣らす外気浴を勧める記載になりました。

沐浴時の注意


耳に水が入らないようにおさえるとされてきました。


今はどちらでもよいとされています。
水が入る?赤ちゃんの耳が、水が入ってもすぐに出る構造のため問題ないそうです。
鼓膜への影響は?仮に耳を塞いでも、鼓膜などに影響することは無いそうです。

じぃじ・ばぁば(義理の父母)にどう伝える?

このように、昔と今では育児の常識も変わってきています。昔推奨されていたものが、今は危険視されているということもあるのです。しかし、特に義母の場合などは「言いづらい・・・」「どう伝えれば・・・」ということもあるのではないでしょうか。

心理学の視点から家族関係・親子問題の研究を行っている 恵泉女学院大学学長 (発達心理学) 大日向雅美さん が、おばああちゃん世代への伝え方についてアドバイスをされていました。

「保健所でこういう指導をされた」
「お医者さんが(病院で)こう言っていた」

など、第三者の意見として伝える方法を教えてくれました。

インターネットの情報について

今はインターネットが発達して、様々な情報が錯そうしています。祖父母の言っていたこととインターネットの情報が違うということも多いのではないでしょうか。

発達心理学 大日向雅美さん
良い面・悪い面含め、一番確かなのは親

自分や夫が良く育ったと思ったら、親の言うことを取り入れればよい。
しつけなどで、嫌だった思い出(押し入れに入れられた)などがあったら、自分が子供にそういう躾をしない。
まずは自分や夫の育児を基準とするようにというお話をしていました。

今と昔の育児情報の違い まとめ

昔ながらの育児にも良い面はたくさんあります。

例えば赤ちゃんの寝つき・機嫌が悪いとき、抱っこして歩くという方法。
この方法には、輸送反応(哺乳類の動物の赤ちゃんが親に運ばれるときに親に協力するためにおとなしくなる本能)で子供がおとなしくなるという科学的な裏付けもあるということでした。(人間の赤ちゃんも8か月頃まではこの本能があるそうです)

時代背景、文化・習慣の変化によっても、育児の方法論は変わっていきます。例えば欧米など、ベッドが堅い地域では、赤ちゃんのうつ伏せ寝も危険視されていないそうです。

育児。人生で経験できるのはたったの数回です。この機会・経験をより良いものにするために、祖父母世代も、パパママ世代も、頭を柔軟に良い方法を模索して取り入れていくのが良いのかもしれませんね。

昭和初期、農業などが盛んだった時代は、家族・地域ぐるみで育児をするのが普通だったそうです。今はまたそのような育児が見直されてきていますよね。

他にも、有益な情報がたくさんありました。
祖父母ではなく、一時保育に預けるのはかわいそう?
祖父母は孫のしつけをどこまで厳しくすべき?
子育て孫育てをしている方へ大日向雅美さんからのメッセージ
など また再放送などがあったら是非見てみてくださいね。

NHK すくすく子育て おばあちゃんに聞いてみよう!
http://www.nhk.or.jp/sukusuku/p2017/170429.html

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