大掃除前に知っておきたい!埃(ホコリ)が出る原因と対策方法とは。掃除してもいつの間にか出てくるのにはこんな理由が!

きちんと掃除をしても、いつの間にか溜まっている埃(ホコリ)。一体どこからやってきて、どこに潜んでいるのか。掃除の方法や、溜めにくくするための方法などをご紹介します。
2017年10月18日 NHK ためしてガッテンで「なぜか出るホコリ!原因はソコだった!?」が放送されていました。
実験の為に一室用意し、まずはガッテンボーイがきちんと掃除をします。しかし、その翌日にはホコリが発生していたのです!
目次
ホコリでノロウイルスに感染した事例
番組では2008年にある結婚式で起こった集団感染症が取り上げられていました。
まず食中毒が疑われましたが、食事関連からは原因が特定できず・・・なんと掃除機からノロウイルスが検出されたのです。
ソースは紹介されていませんでしたが、リサーチした所、おそらくこちらのページに記載されている情報が元になっていると思われます。
国立感染症研究所 感染症情報センター
http://idsc.nih.go.jp/iasr/rapid/pr3412.html
ノロウイルスは、人から嘔吐物や便として出たものから感染が広がります。このケースでは会場に出入りした人が宴会中に埃とともにノロウイルスに曝露(塵埃感染)したと推察されました。
ホコリも、時として大変な事態になってしまうのですね。
ホコリにはアレルギーの原因 ダニ・ダニのフンなども・・・
ホコリの中にはウイルス、細菌、ダニ、花粉、カビなどが含まれています。
ホコリにはハウスダストアレルギーの大きな要因である「ダニのフン」も含まれているのです。
ホコリの正体に迫る
ホコリを拡大して見ると様々な色の繊維(糸くずのような)が見えました。
そう、ホコリの大半は繊維のクズで、様々な色が組み合わさってグレイに見えているのです。
さらにこの繊維ががっちりとつかまえているのは・・・
- 食べかす
- ティッシュ
- 皮膚のかけら
- ふけ
- あか
- 土 など
といったものなんですね。ダニがこれらを餌にして繁殖するということです。
ホコリは〇〇からやってくる
ホコリは一体どこからやってくるのか。
解説をしてくれたのは、ホコリ対策のプロ 前田親男(まえだちかお)氏です。番組では企業名などは紹介されませんでしたが、DAP(ダスキン アレルギーコントロール プラン)とプリントされたシャツを着ていました。
ダスキン(DAP)ではアレルギー対策のための掃除のポイントを伝える活動をしているそうです。
この日訪れたご家庭では3人の子供がいるそうで、朝掃除をしたというのに既に床にホコリが・・・
ホコリは静電気が原因で集まる

ホコリが絡まって集まる原因は静電気ということです
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 九州センターで開発した静電気を可視化する装置(静電気可視化スキャナー)を使って実験が行われました。
透明の板をビニール製の棒で擦ると静電気が発生し、文字を書くと機器を通してその文字を確認することができました。
静電気が発生した板にホコリを掛けると文字の形にホコリが吸着します。なんと掃除機で吸い込んでも取れないほどの吸着力!静電気の力恐るべしです!
スタジオに居たウド鈴木さんを静電気を測定できる器械で測定すると140ボルト。人の身体は100ボルト以上の静電気を帯びることもあるそうです。
100ボルトと聞くとかなり強そうですね。
ホコリは壁に吸着する!
スタッフが一日宿泊したセットで、どこに静電気があるのかを測定していました。
広さはベット位の広さで、様々な家電や小物も置かれています。
今回の計測では・・・
床・・・90~140ボルト
壁・・・90~130ボルト
電話機・・・60~100ボルト
実は家の中にあるものはなんでも100ボルト位の静電気を帯びるんだそうです。
風が吹くだけで、空気との摩擦で静電気が起きるそうです!
中でもホコリの専門家が注目しているのは「壁」でした。
ほとんどのご家庭では床を掃除しますが、ドアや壁などにホコリがあるのです。ハウスクリーニングではドアや壁を重点的に清掃するそうです。
特に樹脂系の壁材は静電気を帯びやすいということでした。
さらに、壁に吸着したホコリは、集まって重くなると床に落ちます。床に落ちたホコリは人が歩く風などでまた舞い上がり、壁に吸着するのです。

ホコリは 壁 > 床 > 壁 > 床 と循環していたのです!
部屋全体の掃除でアレルギーが軽減!?
空気中のホコリは空気清浄機。
床は掃除機。
そして、「壁」の掃除も大切だったというわけですね。壁・天井の掃除がアレルギーの改善につながる可能性があるという事です。
日本小児アレルギー学会 論文
「気管支喘息児における掃除介入によるダニ特異的IdE値の変化」
かめさきこども アレルギークリニック
大阪赤十字病院小児科
大阪府済生会中津病院小児科 免疫・アレルギーセンター
(株)ダスキン開発研究所基礎研究部
が共同で発表した論文が紹介されていました。
おそらくこちらのページある論文です。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspaci/30/1/30_111/_article/-char/ja/
16のご家庭を2つのグループに分け、一方は普段通りの掃除、もう一方は部屋全体の掃除を一年続けた結果・・・
普段の掃除をしたグループ
・・・変化なし
部屋全体を掃除したグループ
・・・血液中のアレルギー反応を示す値が2割も減った
という結果が得られたそうです。やはり、部屋からアレルゲンを無くすることがアレルギー対策につながるということでしょうね。
静電気を利用した掃除グッズ
壁や天井は掃除も大変ですよね。
今は
「静電気除去」
「静電気でホコリを取る」
といった静電気利用した掃除グッズもあるのです。

-
静電気 掃除
こちらの商品写真は「エレキャッチ」というもので、名前は紹介されませんでしたがデザインを見るとおそらく同じものです。伸縮自在の棒がついてヘッドも曲がるので天井などの高い所から照明の裏など、大掃除などでも幅広く使えそうですね。
楽天で見てみるAmazonで見てみる
科学ぞうきんや柔軟剤で静電気予防!?
「科学ぞうきん」と呼ばれるものもあり、拭いた場所の静電気の発生を防ぐとされています。

-
静電気 雑巾
静電気 雑巾で検索すると「静電気を防ぐ」「ホコリを吸着」と書かれた商品がありました。
楽天で見てみるAmazonで見てみる

しかしガッテンでは柔軟剤で洗った雑巾で同じような効果が得られると紹介されていました。
実際、普通の雑巾と比較するため、3日間の実験を行っていました。黒い板(アクリル板のように見えます)を普通の雑巾と柔軟剤ぞうきんで拭いたもので比べると、3日後の差は歴然。全くホコリがつかないわけではありませんが、あきらかに柔軟剤雑巾の方がホコリが少なかったです。
柔軟剤の中には「静電気を軽減」「ホコリ・花粉の吸着抑制」などと書かれたものがあるのです。

-
柔軟剤 静電気
柔軟剤 静電気 で検索してみると、確かに「静電気を抑制」するという記述がある柔軟剤がありました。
楽天で見てみるAmazonで見てみる
なぜこのような効果があるかというと、「界面活性剤」の働きによるものでした。界面活性剤は陽イオン系のため、静電気を含むホコリが来た時に電気を逃がし、吸着を防ぐ効果があるのです。
プラスチックの加工業者などはホコリ対策のために帯電防止剤(主成分が界面活性剤)を利用しているようです。
柔軟剤雑巾(除電ぞうきん)の作り方
柔軟剤雑巾の作り方についても解説されていました。
- 指定の濃度で水に柔軟剤を溶かす
- 洗った雑巾を浸す
- 絞ってからしっかり乾かす(多めに作っておくと便利)
柔軟剤雑巾を使う時の注意点は、濡らすと水分にホコリが付くので乾かして使うのがおすすめということでした。
月一回程度、壁・床・棚を拭くとよいそうです。
また、静電気防止剤を使う時は、雑巾にふきつけて使うだけで効果あり。

-
静電気防止剤
液晶ディスプレイからカーテン・衣類の帯電防止といった用途にも使えますね。(そちらがメインですが)
楽天で見てみるAmazonで見てみる

汚れを取る目的ではないので、力を入れず静電気をとる意識で軽くふくだけ。ひと手間かけるだけで「ホコリの付きにくい家」になるのです!
大掃除の前に良い情報を聞きました!
※化学物質に過敏な方、心配な方は柔軟剤や界面活性剤の使用に注意しましょう。
埃(ホコリ)の原因と対策方法 まとめ
国立国会図書館では、重要な書物のページを一枚一枚めくってホコリ掃除がされているのです。ホコリが原因でカビや化学物質が本を劣化させてしまうんだとか。
ハワイにあるすばる望遠鏡では8.2mの巨大レンズにホコリが積もると遠くの星が見えなくなってしまため、特殊な掃除をされていました。
目に見えないほど小さいホコリですが、文化や天文学の分野でもホコリ対策が重要なのですね。
- ホコリは静電気で集まり、様々なものに吸着する
- ホコリは壁・床・壁を循環している
- 壁など部屋全体を掃除するとアレルギー対策になる可能性がある
- 柔軟剤で洗った雑巾で壁を拭くと埃の吸着を抑えられる(界面活性剤の効果)

柔軟剤で雑巾を洗うという発想は中々出てこないと思いますが、こんな効果があるとは驚きですね!
最新記事 by guest (全て見る)
- 【東京都北区】イベント情報!「ハート将棋」×「女流棋士」 - 2018.09.12
- はじめてのshogiイベント - 2018.09.01
- 子供が好きなデザインのお道具箱で模様替え ストレージボックス TyrrellKatz/ティレルカッツ - 2018.08.05









