自分で勉強する子供に育てるには?子供のやる気を引き出すために、親がやってはいけないこととは。

2017.4.8 NHK Eテレ ウワサの保護者会 21:30-21:55 4月から時間帯が変わる第一回目。毎回ためになる内容で楽しく見させてもらっています。
子供が自分から進んで勉強する状態。これはほとんどの親が望む理想の形ではないでしょうか。子供のやる気スイッチの押し方(笑)はどのようなものなのでしょうね。
我が家の息子はまだ3歳。今はひらがなを遊びながら勉強中。学校はまだまだ先になりますが、教育の基本的な方針はもう決めています。
勉強しなさいと叱らない。
勉強ができないことを叱らない。
成績が悪い事を責めない。
などです。まぁ、すべて自分が嫌だった事ですが。子供には、なんでも良いので自分が興味を持てることを好きなように勉強させてあげたいなと思っています。
尾木ママの考えなども聞かせてもらい、今後の参考にしたいです。
目次
子供が勉強してくれないとき、親はどうすれば?

中学生になると、始まる親子の悩み、「高校受験」。
子供のやる気がでない
勉強してくれない
というのは、親にとっては心配になってしまいますよね。
子供が自ら勉強するようになるには、親はどんなことに気をつければよいのでしょう。
番組では親が勉強のサポートをする様子も紹介されていました。しかし、子供のやる気はあまり高くないみたいです・・・
思わずママも「やんなきゃいけないんだよ勉強は」とお説教。
ある時は、
母:勉強しないとマズイことになるよ!
娘:勉強なんかしたくない!
と爆発したこともあるそうです。
母:(受験を)経験したことがないので焦りが無い
と、全力で応援しているそうです。
他のママさんの例では、自主性に任せたら成績が下がってしまったという例も・・・
では、一体親はどうすればよいのでしょう・・・
ご褒美でやる気を出させるのは良い事??

保護者ーズの中にはご褒美を上げるというママさんも。ケーキ、小物などで釣っている方も中にはいるようです。
〇点以上なら〇〇買ってあげるなど、ご褒美作戦はどうなんでしょう。
尾木ママ
ご褒美が100%悪いわけではないが、物で釣るのはおすすめできない。
ご褒美は「物」ではなく「誉め言葉」。子供の努力・プロセスをしっかり褒めてあげるような親子関係が大切で、勉強をしている時間・プロセスをしっかり見てあげる。
80点が目標で、結果が62点でも努力して勉強した時間を認めてあげることが大切。
「でも62点じゃ・・・」というママさんに対し、「その価値観がだめなのよ」という尾木ママ。
「〇時になったら勉強する」と言った子供に対し、予定の時間を過ぎても勉強を始めない子供。
こんな時、ついつい怒ってしまいそうになりますが、ぐっと堪えて「どうするの?」などと聞いてあげる。命令している雰囲気を出さないことが大切だそうです。
尾木ママに言わせると、皆さん手をかけすぎなんだそうです。
親が手をかけない
中には諦めることも大切というママさんも。
受験勉強の娘に対して、サポートを頑張っていたこのママさん。やる気が出なくなった娘に何を言ってもダメで、塾の先生や姉の言葉や手紙でようやく置かれた状況に気が付き、やる気に火が付いたんだそうです。
お姉ちゃんが言ってくれた言葉の中には「お母さんうるさすぎよね」と共感する言葉があったそうで、この言葉が一番役に立ったと尾木ママは言っていました。
子供には、つらさに共感する存在が必要なんです。
とはいえこのご時世、中には中学一年生から内申点を考え、点数が取れないと希望の高校も受けられないといわれるケースもあるそうです。
どうやって子供のやる気を出させる?
では、親は一体どうやって子供のやる気を引き出せば良いのでしょう。この悩みに答えてくれたのは、企業の人材育成コンサルタントという経験を生かし、子供の自立に悩む親をサポートしている専門家。
NPO法人ハートフルコミュニケーション代表理事
菅原裕子(すがわら ゆうこ)さん
http://www.heartful-com.org/
子どもの幸せな自立をテーマとし、子どもの「生きる力」を引き出すことを提案しているNPO法人です。
講演会やセミナーも開催しているようですね。
- 『子育てが変わる親の心得37』
- 『子どもの「やる気」のコーチング ”自分から学習する子”に変わる方法』
- 『自分と子どもがよくわかる本~エニアグラムで幸せ子育て~』
- 『子どもを幸せに導く しつけのコーチング』
- 『子育てに疲れたときに読む本~親のためのコーチング~』
- 『ひびわれ壺 子育てに大切なことがわかる小さな物語』
- 『マンガ版 子どもが伸びる!コーチングブック』
- 『10代の子どもの心のコーチング~思春期の子どもをもつ親がするべきこと』
- 『文庫版 子どもの心のコーチング 一人で考え一人でできる子の育て方』
- 『子どもが夢をかなえるために親としてできること-夢は子どもを大きく伸ばす!』
- 『思春期の子どもの心のコーチング』
- 『子どもの心のコーチング ハートフルコミュニケーション-親にできる66のこと』
- 『マンガでわかる! 子どもの心のコーチング【実践編】』
- 『お母さん「早く早く!」と言わないで 子どもの「できる」を引き出す育て方』
などなど、様々な書籍を発行されています。
親が子どもよりやる気を出すのはNG!
子供のやる気を出させるために親はどうすればよい?という疑問に対して、出てきた回答は「親が子どもよりやる気を出すのはNG!」ということです。
子どもが「これをやりたい」と言ったら、親はそれを下から支えてあげるのが理想だそうです。親がやる気を出して、子供を引っ張る形になると、子供はやる気を失ってしまうことも・・・
サッカー、ダンス、マンガなど、色々な「好きなこと」が子供にはそれぞれあると思います。好きなことを思う存分やらせてもらった子供は、いざ勉強が必要でやらなくてはいけないとなったときにもやる気を出してくれるそうです。
好きなことにやる気をもって臨み、手に入ったもの。達成感。自分の興味が満たされるという体験をたくさんすると、次のやる気を育ててくれるということです。
尾木ママ
下から支えていれば、できた時の達成感は100%子供のもの。しかし、お母さんが引っ張る形だと、達成感はお母さんのもの。子供本人が達成感を感じてくれない
子供のやりたいことを、自発的にとことんやらせてあげるといいんですね。
尾木ママは、興味を突き詰めた経験、自分が興味関心を持ったものに突っ込んでいけることは、他の分野でも役に立つということを仰っていました。
子供のやる気を育てるには? まとめ

子供にやる気を出させるために、親が頑張りすぎてはダメ。これは親にとっては衝撃の事実です。
ですが、僕は冒頭でも言っているように、子供には自分が興味を持ったことを好きなように勉強させてあげたいと思っていました。図らずも、今回のテーマに近い形になりました。
僕は中学生の頃、特になりたいものがありませんでした。今思えば、なりたいものはあったのかもしれません。ただ、それが親の希望とは一致しなかったんですね。親は親で、わが子の将来を考えて色々な意見をくれたのです。僕はそれを振り払ってまで進みたい道に進もうという強い意思がなかったのです。
やりたいことをきちんと見つけて、自分の意思で勉強を始めたのは社会に出てからでした。そんな経験を持つからこそ、子供には好きなことを見つけ、それに向かって進んでほしいと思いますし、それを応援したいと考えています。
子供がやりたいことを見つけられるよう、子供に色々なものを見せ、経験させてあげること。
子供の興味・関心を阻害しないこと。
そして、子供のやりたいことを応援してあげること。
これが、子供の将来にとって一番良い事なのだと、確信のようなものを得ることができました。番組のおかげです。
今はまだ3歳の息子。いったい、どんな事を好きになるのかな。それが今から楽しみで仕方がありません。
皆さんの子供は、どんなことが好きですか?
Root-013
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