小さい時から子供の運動能力を伸ばすためにできる事とは。
運動会シーズンになると、子供の運動神経が気になりますね。
ウチの子、スポーツができない・・・運動が苦手なのかな・・・
スポーツが得意になって欲しいというのはどんな親でも持っている想いではないでしょうか。
我が家も、お外で走る姿を見るととても運動が得意そうには見えません(笑)
以前 NHK まいにちスクスクで「運動会で力を発揮するには」「運動会直前にできること」「我が子の潜在能力を伸ばす」「パパママが運動会で活躍するには」といった内容が放送され、5歳位の子供が指導を受けていました。
運動が苦手な子供のパパママは参考にしてみてくださいね。
運動会シーズン、子供を一眼レフで撮影したいという方はこちらも参考にしてみてくださいね。
一眼レフで子供を撮影するのに覚えておきたい設定
子供をアスリートやスポーツ選手にしたいという方は、身長が一番伸びる成長期(成長スパート期)や、「ゴールデンエイジ」についても知っておきましょう。
子供の身長がもっとも伸びる「成長スパート期」の見分け方
子供の運動神経が一番発達する「ゴールデンエイジ」
目次
運動会で力を発揮するには
教えてくれたのは順天堂大学スポーツ健康科学部准教授 柳谷登志雄さん。自身も3人の子供のパパであり、スポーツ選手の身体の分析や研究、子供の運動靴の開発や陸上指導にも携わっています。
順天堂大学 柳谷登志雄さん
子供には最初から「がんばれ!」と言わないこと。これが運動会で早く走るための秘訣です。
いきなり深い言葉が出てきました。上手に走るには、体の力を抜くことが大切。頑張れと言われてしまうと、上半身・肩に力が入り、動作が遅くなってしまうということです。
一回肩を上げて脱力し、肘を曲げて振り子のように前後に手を振る。
(大人が後ろに立って手を添え、肘が当たるようにすると◎)
前足に体重をかけ、走る姿勢に近づけて腕振りをやってみましょう。
(栄養ドリンクの空き瓶などを軽く握ってやるのも◎腕が安定するそうです。)
家で出来る走りの特訓
チョコチョコ走る走る子供は、体を持ち上げる筋力が無いそうです。股関節を鍛えると上手く走れるようになるそうですよ。
割り箸を、足の大きさの2倍間隔で置き、一マスで一歩またいで進んでみましょう。
1.割り箸を置く
| | | | | |
2.一マスで一歩
|右|左|右|左|右|
3.一定のリズムでだんだん早くできるように
できるようになったらラップの箱などを利用して高さをつけてみましょう。高さがあると股関節を使って足を上げられるようになります。
走る姿を動画で撮影すると、一緒に見直すことができます。
「できないこと」をチェックするのではなく、あくまで「上手になった部分」を褒めてあげましょうね。
順天堂大学 柳谷登志雄さん
多少気になる走り方でも、子供がリラックスして走れる走っているのなら多く言い過ぎないこと。
(運動会前は)「楽しんで」という言葉をかけて上げるのがよい
言い過ぎるとやはり力が入ってしまい逆効果なんだとか。
また、「頑張れ」という言葉が効果的なのはゴール直前で走者が辛い時など。そんなときに「がんばれ!」と声を掛けてあげるのが良いそうですよ。
運動会直前にできること 子供の力を引き出す工夫
順天堂大学 柳谷登志雄さん
ちょっとした工夫で子供の力を引き出すことができます
靴の選び方 履き方
大きめの靴は力が地面に伝わらない恐れがあるんだとか。やはり、大きすぎず小さすぎず、ジャストサイズが良いようです。
また、靴を履く際、つま先をトントンとやって靴を合わせる人が多いですよね。靴はかかとに余裕があると抜けやすくなるので、座ってかかとをトントンして合わせた方が良いそうです。
コーナーの走り方
多くの子供はコーナーを走ったことがありません。コーナーを走る練習も大切。半径2mの円を書き、ヒモを子供の腰にまきつけ、しっぽが飛び出るようにします。
1.子供が地面にヒモが着かないように走る
2.最初は大人が歩いて追いかける
3.慣れてきたら子供が逃げ切れるくらいの速さで追いかける
この遊びを繰り返すと、次第に「コーナーで体を傾ける」感覚が掴めて来るようです。
運動会が終わったら・・・
結果がダメだったとしても、頑張ったことを褒めてあげる。運動が嫌いにならないよう、気を配ってあげましょう。
我が子の潜在能力を伸ばす
順天堂大学 柳谷登志雄さん
大切なのは「運動を楽しむ」ということ。楽しければ夢中になってどんどん運動をする
トップアスリートには子供のころ色々な運動をしていた人が多いんだとか!
小さい時にできることは?
小さい時に色々な動き・色々な運動をしておくと、将来的にスポーツをした時にプラスになるそうです。
ハイハイ
床に膝をつけず、ハイハイで進みます。慣れてきたら右足と右手、左足と左手を一緒に進めるハイハイや、カエル飛びなど、大人と一緒にやってみましょう。
「楽しみながら色々な動きをする」ということが大切なんですね。
頭と体を使う練習
ラップの箱4つで枠を作り、「中」「左」「右」などの指示で枠の外に行ったり中に入ったりする練習をしていました。
指示通りに即座に体を動かすのは難しいものです。最初はゆっくり、徐々に早くしていくと良いそうですよ。
指導を受けるときに素直に聞き、体を動かしていくことができると上達も早くなりますね!
パパママが運動会で活躍するには
さて、子供の運動能力を伸ばす方法についてここまで。今度はパパママの運動会についてです。
「誰々のパパ転んだね」なんて、子供が恥ずかしい思いをしないように、心がけることはなんでしょうか・
順天堂大学 柳谷登志雄さん
一番大切なのは昔の感覚で臨まないこと
ということです。なるほど、普段運動をしていなければ、「体がついていかない」のも当然ですよね。
筋肉や関節は昔よりも弱っています。足腰に負担をかけないためにはどのようなトレーニングを行えばよいでしょうか。
最初は子供のペースで。
慣れてきたら子供と競争してみましょう。
最初は気持ち良いと感じる程度から徐々に力を出していきましょう。
小学校や幼稚園など、狭い競技場の場合はカーブがきつく、思っていたよりも遠心力がかかります。小さい円(半径4mくらい)を回る練習で、すこしずつスピードを出していくのも効果的だそうです。
子供の運動能力を伸ばす まとめ
- 体の力を抜くことが大切。
- 「がんばれ!」はゴール前で。
- 結果がダメでも頑張ったことを褒めてあげよう。
- 靴はかかとで合わせる。
- 運動を「楽しむ」ことが第一歩
子供が運動が得意になるためには、まずは親子で運動を楽しむのが第一歩ですね!


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