自転車デビュー。子供が怖がらない練習方法や進め方について。
2017年9月 11日~ NHK まいにちスクスクで「初めての自転車にチャレンジ」が全四回に分けて放送されていました。
放送内容を元に子供の自転車練習に欠かせない「バランスの取り方」「ペダルのこぎ方」「自分でスタートする方法」「公道を走る上での注意点」などをまとめています。
解説してくれたのは 日本サイクリング協会 理事 吉田章さん。
我が家では自転車デビューはまだまだですが、今後の参考になりました。
自転車の練習というと、小学校に入る位が一般的でしょうか。
昔なら補助輪を外して父親に押してもらい、
子供「離さないでね!」
父親「離さない離さない」
子供「離さないでね!離さないでね!」
父親「離さない離さない」
・・・・
子供「離さないでね!」
父親「(遠くから)乗れてるよ~」
子供「(乗れてるけど)怖いよー!!」
といった、言うなれば「荒療治」的な練習方法が一般的だったかと思います。
自転車に乗れた嬉しさと、親に嘘をつかれたショック、知らぬ間に慣れない自転車を一人で漕いでいた恐怖感が強く心に残ったためか、今でもその時のことを良く覚えています。
目次
自転車練習 バランスの取り方
日本サイクリング協会 吉田章 理事
バランスはスピードがあると取りやすい。進むこと以上に止まる事も重要
ということを仰っていました。
明治神宮外苑の自転車教室の様子が取材されていました。おそらくこちらの教室。
日本サイクリング協会 自転車の乗り方教室
https://www.j-cycling.org/jingu.html
受講料1回1,000円(※保険料含む)で、5歳以上が参加できるようですね。
JCA指導員の方が子供たちに自転車の乗り方を指導してくれます。
乗る前にチェックしたい項目が以下。
- ヘルメットの着用
- サドルの高さはまたがったときに両足がついて膝が曲がる程度
- 左側から乗って左側に降りること。
- 練習の際は、まずペダルを外すこと。
-
自転車 ペダルレンチ
ペダルを外すにはアーレンキー(六角レンチ)又はペダルレンチが必要です。サイクルショップでも売られており、それほど高価なものではなさそうですが、調べてみると逆ネジだったりもするので自分でやる場合は専門家に頼んだ方が早そうですね。
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ペダルを外したら、最初は足で蹴って勢いをつけ、足を上げて惰性で進む練習。強く蹴るポイントや、バランスを取るためのポイントは以下です。
- 【強く蹴る】足全体で地面を蹴る
- 【強く蹴る】「いちにのさん!」など、掛け声も有効
- 【バランス】足を上げ過ぎない(上げ過ぎるとバランスが崩れやすい)
- 【バランス】まっすぐ前を見る
- 【バランス】後ろから押して勢いをつけ、バランスを取る感覚を掴むのも◎
これら指導ポイントを実践し、2時間ほどで漕ぎ方やバランスのとり方が上達していました。
この工程をみると、やはりストライダー、へんしんバイクなどの「キックバイク」「ペダルなし自転車」が有効であることが分かりますね。
是非、こちらの記事にキックバイクのメリットをまとめています。
子供をキックバイクに乗せてみて感じたメリット
自転車練習 ペダルのこぎ方
日本サイクリング協会 吉田章 理事
(ペダルのこぎ方で)大切なのは視線の置き方と、右左のペダルのリズム。
ペダルを付けるタイミングの目安は?
1.足をつかずにカーブを曲がれること。
これが出来ていると、行きたい方向に目を向けてバランスを変えて自転車をコントロールできているということです。
2.きちんとブレーキを使えること
ペダルがこげるとスピードが出るので、ブレーキができないと怪我に繋がってしまいます。
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両立スタンド
まずは画像のような両立スタンドで自転車を固定し、ペダルをこぐ練習から始めましょう。
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そして、ペダルは足の真ん中で踏むこと。まっすぐ遠くを見ること。大人が靴で後輪にブレーキをかけ、負荷をかけて子供が勢いよくこぐ感覚を掴んでもらうと良いそうです。(実際に走る感覚に近い)
5分ほどこの練習をすると、スタンドを外して1回目でかなり上手に乗れていました!
ペダルがこげない場合は、大人が支えてあげて漕ぐ感覚を掴んでもらいましょう。
バランスが取れていればかなり簡単に乗れるようになる子も居て驚かされました。
自転車練習 自分でスタートする方法
日本サイクリング協会 吉田章 理事
成長のペースは個人差がある 焦らず、ゆっくりと見守りましょう
といったことを仰っていました。
自力でスタートすることが最終課題です。
1.右足のペダルを一番高い所に置き、力強く踏み込んでスタートする
という方法がありますが、かなりの力とバランスが必要です。
2.右足を下位置でペダルに乗せ、左足で地面を何度か蹴って勢いをつける
という方法も紹介されていました。(スピードに乗ったら両足で漕ぐ)
スタート時のスピードが重要です。最初は背中を押してスピードを補ってあげましょう。
そして、「前を見る」ことも重要。スピードに乗ってもペダルに足を乗せる時にペダルを見てしまうとバランスが崩れてしまいます。
これには前を向きながらペダルをこげるようになるまで慣れが必要。じっくり焦らずに、子供を責める事がないよう気をつけてあげましょうね。
キックバイクに乗っていると自転車デビューが早いという話を聞きますが、乗っていなくてもほとんどの子供が乗れるようになっていました。
子供の順応性に改めて驚かされますね。
自転車練習 公道を走る上での注意点
日本サイクリング協会 吉田章 理事
親も子も、正しく交通ルールを理解しましょう。
公道を走る際の注意点についても解説されていました。
ヘルメットは保護者の義務。ブレーキやタイヤの空気圧も子供と一緒にチェックしてみましょう。
技術的には道路の左側をふらつかずにまっすぐ走れるかどうかが課題です。
「歩行者優先」の標識があれば歩道を自転車で通行しても良いのですが、自転車はあくまでも「車両」。左側通行で車道を走るのが原則です。
でも、13歳未満の子供は例外として歩道を走ることが許されています。(道路交通法第63条より)
保護責任の観点から一緒に歩道を走ることが良いと考えられていますが、この場合は親は子供の後ろを走って適切な指示をするようにしましょう。
歩道を走れても、歩行者に対するマナーは心がけましょうね。
文字の読めない子供でも、一時停止「止まれ」の標識についてはしっかり覚えてもらいましょうね。
交差点では左右と後ろを確認するクセを付けましょう。
自転車練習 まとめ
自転車の乗り方を教えてあげるのも大切ですが、実際に公道を走ると、危険がいっぱいです。一緒に道路に出て、正しいマナーを教えてあげることが大切ですね。
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近くに「交通公園」がないか、是非チェックしてみて下さい。交通公園では定期的に交通ルール指導のイベントが開催されていたりします。
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